「キャッ!」 タオルしか巻いていないから、私と男の肌は触れあっている。 「…セレナ?」 声のした方を見ると黒いオーラを纏った亮がこっちを見ていた。 「亮…」 私は男の腕を振り払って亮に抱きついた。 「セレナ…ごめんな」 亮は優しく言った。 その後… 「おい、てめぇら。いい度胸だなぁ。」 黒く、低い声で男に向かって亮が言った。 「…す、す、す…すみませんっ!」 その瞬間、男は逃げていった。