年上ヤクザ




「私は何処で寝るの?」

「ここ。」



「………やっぱり私…帰ります。」



私は部屋から出た。


「ちょっと待て。」



ガシャンッ!



亮さんが私の手を掴んだ瞬間、亮さんのスーツから銃が落ちた。




「…悪い。」


亮さんが謝った。







いつか私…殺される?

嫌。怖い。

優しくとも…ヤクザ。


「ごめんなさい。…っ、ゆ…るし、て。」


私は涙を流しながら倒れた。