「あ、れ…?」 なかなか痛みを感じない。 瞑っていた目を開けると… 「…大丈夫か?」 目を疑うくらい綺麗な顔が目の前にあった。 「…あっ、はい。」 私は支えてもらっている体勢だった。 「…悪かったな。ぶつかって。」 体を元に戻しながらそう言った。 「いえ、こちらこそすみませんでした。」 その男子生徒は優しく笑った。 それが…私と季関との出会いだった。