僕の鏡

ブルドーザーが立ち去ってすぐに小田さんが話しかけてきた。


『中村君って、安藤さんと付き合ってるの?』


その言葉を聞いたときぼくは寒気がゾッとした。


『付き合ってないよ』


委員長は嬉しそうな顔になってこたえた。


『そうなんだ。』


ぼくはふざけるなと思った。あんなブルドーザー女と付き合うなんて考えられない。



それしても委員長は可笑しいと思う。なにがそんな嬉しいのかわからない。



まさかあの鏡の通りにぼくを好きなんてありえないだろうと思った。