「おい粧祐。次はどこ行くんだ?」 「えーと……じゃ、次はあそこ!」 親父に任務を告げられ数ヵ月。 俺はターゲット――…‥佐伯粧祐の通う学校に転入し、数週間たってから付き合い始めた。 理由は一目惚れ。 なんてな。 ‘付き合う’という形をとった方が近づきやすいし殺しやすい。 こいつを見ていると今までの奴等が惚れたのも分からなくはない。 だが……俺のターゲットになった以上、先は長くないぜ?