「ほら、もう校門見えるだろ?」

「わっ、ほんとだ」

「お前、俺のロケットダッシュに合わせて疲れないとは、なかなかやるな」

「だってリレーの選手だもん」

「あ、そうか。よし、じゃあ一緒に先生に怒られにいくか」

「あーあ、やだなぁ」

「俺と一緒なら全然怖くねぇよ」

「うん! ありがとう!」