「ゆず、ごめんね!クラスの友達とお昼食べることになっちゃって!」 「ううん、いいよ。私も他のコと食べるから」 申し訳なさそうに手を合わせる菜々ちゃんに、気にしないで、と返事する。 教室で菜々ちゃんを待っていた私は周りを少し見渡した。 「本当に?友達出来たの?」 「う、うん…。だから菜々ちゃんはクラスの友達と食べて?ね?」 「本当ごめんね!」 そう言って自分の教室に戻って行く菜々ちゃんを見つめる。