キミを想う。




ユキくんは自分のクラスに着くと、受付をしている女子生徒に声をかけに行った。



待ってたらいいのかな?と教室の前で待っていると、教室から可愛らしい二人の女の子が出てきて、「こっちに来て下さい」と手を引かれ、教室にさげられているカーテンの中へと連れて行かれた。



えっ!?なに!?


急なことで状況が把握出来ずパニックになる私を無視して、女の子二人は制服を脱がし何かの衣装を着せ始める。



「えっ、えっと、あの…?!」


「あ、可愛い!」


「笹原さん、色白で小柄だから、超似合う!!」


私の意志をお構いなしに進んでいく着替えが終わると、椅子に座らされ、次は簡単なメイクが施されていく。



い…、一体何が起きているの?!


訳もわからないまま完成したらしいコスプレ姿に更に白いうさぎのぬいぐるみを持たされ、カーテンの外へと連れ出される。



「真田くーん!お待たせー!」


カーテンの外で椅子に座って待っていたユキくんに声をかける一人の女の子に反応して、ユキくんはスマホを片手にこっちに視線を向けた。