「ノブ!これ着たいなら着ていいよ」
「はっ?!」
突然、仕切られたカーテンが開き、ウェイターの服を持った瀬野くんが現れた。
「じゃあ、行くか」
「えっ?おい!どこ行くんだよ!?」
呆気にとられる三和くんを置いて、瀬野くんは私の腕を引いて教室の後ろのドアから廊下へと出た。
「えっ!?いいの?出てきちゃって」
「大丈夫。ノブが仕事するから。それにゆず、休憩時間とっくに過ぎてただろ?」
「えっ、うん…」
実は皆が交代でカフェをして、文化祭巡りをしている中、忙しそうなのもあって私は交代するタイミングを見失っていた。
「腹減らない?菜々子んとこ行く前に何か食べよう」
「う、うん…」
いいのかな?
こんなことして。
瀬野くんと文化祭回って。
急な出来事にドキドキが激しくなる。



