それはダメだよ!
瀬野くんと二人でいる所、菜々ちゃんに見られたら、菜々ちゃん悲しませちゃう!
……悲しませる?
えっ?
なんでそうなるの?
菜々ちゃんに協力するって言ったから、瀬野くんと仲良くなって、菜々ちゃんのことオススメしたらいいんだよね?
あれ…?
自分の考えてることがよく分からなくなり、一瞬固まってしまう。
「ゆず?」
固まる私の顔を覗きこんでくる瀬野くんに驚いて、意識が現実に戻る。
「あ、ご、ごめんなさい…」
「大丈夫か?資料室じゃなくて保健室行くか?」
心配そうに顔を見てくる瀬野くんに慌てて首を横に振る。
「だ、大丈夫!資料室行ってくる」
「いや、俺も行くから。人手あった方が早く終わるだろ?」
そう言ってニカッと子供みたいな笑顔をした。



