お巡りさんは言いたい事が山ほどあるらしく肩を掴んだままお説教モードだ。

あーもーウルサイ。

説教を聞き流しながら素早く辺りを見回し誰も僕らに注目していない事を確認。

「とうっ」

お巡りさんの顎に真空飛び膝蹴りを一閃……クリティカルヒット!
お巡りさんBをやっつけた!

白目を剥いて昏倒する彼を抱き止め、目立たないようにパトカーにもたれ掛けさせてあげる。

すまないお巡りさん。僕には時間がない。橋が崩れてしまったからには尻に火がついたも同然なんです。

心の中でワビを入れ再び僕はコンビニへ向かって駆け出した。

目指すヤキソバパンまでは後少しだ!