Summer memory


道の先にお婆ちゃん家が見えてきた頃、右側に並ぶ畑の一つから、話し声が聞こえた

「お義母さん!」

母の声にはっと振り向いたしわくちゃの顔。

「あぁ、美代さん、ちひろにちせも…」

友達らしき人に一言添えて、ゆっくりと近づいてくるお婆ちゃん。


「遠いとこよく来てくれたねぇ…家で冷たいお茶を出すからね。」
そう言うとお婆ちゃんは、私の横に並んだ。


「ちせ、元気だったかい?」
腰がまがって私と同じくらいの背丈になったお婆ちゃんがにっこりと笑いかけてきた

「…元気って…一週間前に会ったばっかりだよ。」