Summer memory



駛君は小さな黒いテーブルに
お茶とお菓子をおくと

どうしたらいいかわからずに、ドアの前で立っている私を正面の席に招いた。



「ありがとう。」

お茶に手を伸ばすとカランと、涼しげな音をたてる

それによって、緊張が少しだけほぐれた気がした。


ふと、駛君の勉強机の端にある四角い本が目に入った。

「あ、あれって駛君の卒業アルバム?見ていい!?」


「えっ…だ、駄目だよ!!」
駛君はとっさに卒業アルバムを抱え込んだ。けど、私はそれを無理矢理奪い取った。


「いいじゃん!!減るもんでもないしっ!!」



「あぁ…!」