それからすぐに駛君が出てきた 「ちせさん?どうかしたの?」 「あの、お婆ちゃんにたのまれて…これ、煮物なんだけど…」 「あ、ありがとう」 「どういたしまして… 『…』 特に用があった訳じゃないから話すこともないので、お互いに沈黙が続く。 「せっかくだし…あがってく?」 その状況にしびれを切らした駛君が、家のなかを指差しそう言った。