Summer memory


それから、ちょうど一曲が終わった頃に、お婆ちゃん家についた。

ガラガラと網戸になっていた戸をあけると、お婆ちゃん独特の匂いというか、線香の匂いというか、

久しぶりのお婆ちゃんの家の匂いに、大きく息をすった。

「さぁ、冷たいお茶を入れるからね、待っててちょうだい。」

いそいそと台所に向かうお婆ちゃん。


私たちは居間にむかい、腰を下ろした。

お婆ちゃんは冷房をあまりつけないので部屋にあるのは扇風機のみ
だから私は、何年か前から
壁についている白い機械は、飾りものだ。
と思うことにした。