永遠SIDE~

「ふぁ~、ねみぃ。」

大あくびとともに重たい体を起こす。


「うわっ!やっべぇ!」


やっちまった。

入学早々遅刻なんてありえねぇ。


あのくそばばぁ…


「おいっ!なんで起こしてくんねぇんだよ!」


せっせと朝メシくってやがるぜ…。


いい度胸だ。



「何言ってんのよ。起こしたわよ。あんたが起きなかっただけなんだから、文句言わずにはやくご飯食べてとっとと行きなさい。」



とっととって…。

何様のつもりだ?


「ほら早くしなさい。」


くそぉ。


いつもならキレるシーンだが今回はやめておく。



「くっそぉ。マジ時間ねぇよ。」



こんな時に限って手が絡まる。


「おいおい、マジかよ・・・。」



「よっと…。よっしゃ完璧!行ってきまぁす」


「おとなしくしておきなさいよ。」



わかってるっつうの。




てか、入学初日に暴れるヤツなんていねぇだろ。



どんだけ心臓強ぇんだよ。




「…間にあった。」


聖柳学園。


今日からここが俺の学園だぜ!