《水城side》
朝学校に行くと、すぐに周りを女子が囲む。
ウンザリしながら外面を駆使して優しく紳士みたいな対応する。
昔からの習慣。
本当の自分を隠す習慣。
ニッコリ笑うとそれだけで女は頬を染める。
優しい言葉をかければキャーキャー騒ぐ。
女なんてちょろいんだよ。
特に外見に騙されてやってくる奴は。
教室に入ると今日は珍しく華鈴が自分の席に座って話していた。
「おっ!おはよう、水城!!今日もモテモテだねぇ」
ニヤニヤしながら言う華鈴。
「そっちもな」
華鈴の周りには女子と男子が沢山いて楽しそうに談笑していた。


