《凪side》 「……今日はどうしたの?すごい疲れた顔してるけど………」 目の前に立つ華鈴はクマが無いものの、一悶着あったかのような顔をしていた。 「お母さんとバトってきた」 「こりゃまた……一体何をしたの?」 あんな温厚なお母様を怒らせるなんて…。 「帰るのが遅くなっただけなんだけどなぁ………」 本当に困った顔をしている華鈴。 でもその怒られた理由って……。 「それって、もしかして私のせい?」 華鈴を見あげながら尋ねると、華鈴は違うよ~と首を振った。