boyshな女の子



《水城side》



慌てて公園を走って出て行った華鈴。




昨日のことは本当に昼ので決着をつけたつもりらしい。


全く気にするそぶりがなかった。


俺の性格についても。




さっきまであいつが見ていたブランコの前に立つ。




ここに2人が揃ったのはいつぶりだろうか……。




空には明るい満月が登っていた。