俺たちはその後普通に登校した。






が、



学校での反応はこんなもんじゃ済まなかった。






「失恋したの!? 俺が慰めよーか??」


「気持ち悪いから近寄らないで!」


「怯える凪ちゃんもかっわいいー♡」


「マジで寄るなっ!」





ダッシュで教室に帰ってきた凪と野郎共を見て俺は溜め息をつきながら立ち上がる。



そのままツカツカとドアを閉めて男共を拒絶しようとしてる凪に近付くと、手を引っ張って俺の背中に隠す。





「何だよ、てめー!」


「邪魔だよ! どけ!!」




男共からブーイングが起こるが俺は気にしないで口を開いた。