「学校の奴らにやられた、とかっていうわけじゃないのか?」 「ぜんっぜん! あいつらは関係ない!」 首を横に力一杯振る。 「ふーん………ならいいけど」 そう言った愁の声はいつもと違って、作ってる感じがした。 照れているのを無理矢理隠してる…そんな感じ。 「愁、ありがと」 その感謝の言葉は俺の小さい頃の精一杯。 「! ………お前の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったな!」 「な、なんだよそれ! 酷くない!?」 折角の気持ちが台無しだ。