———————— —————— ———— 「ねぇ! 愁! 降ろしていいから!!」 というか、降ろして!と懇願する俺は夢の中でもおんぶされていた。 「その足で歩くのムリだろ?」 そう言われてから自分の足が痛むのに気が付いた。 ついでに、自分がびしょ濡れなのも。 「なんであんなとこいたわけ? ……川ん中とか、水泳でもしたかったとかいう?」 おぶわれているから、その子の顔は分からない。 けれど、その声だけでその子がとても怒っているというのだけは分かった。