「………お前、もう怖くないのか?」
静かになった俺に、水城が不思議そうに問いかける。
「確かにな~」
ハハ……と開き直って笑う。
「なんか、ここまで来るともうどうにでもなれ!!ぐらいの勢いでいるからかな……」
暗さも風で揺れる木々のの音も全く怖くなくなった。
「(さっきの華鈴、可愛かったのに……)」
「? なんか言ったか?」
「いや、何も?」
水城は笑いながら歩いて行く。
「何で、そんなに笑ってんだよ?」
「さっきの華鈴の顔が面白すぎて、思い出し笑い」
「その記憶即刻消去しろ!!」
全力で叫ぶと水城は、はいはいと笑っていなした。


