「と、とりあえず次のペア……行ってくれ」 輝はボロボロのままそう言い残すと懐からチャッカマンを取り出し、手渡すとガクッと地面に沈んだ。 「アーメン」 十字を切るクラスメイト達。 毎度思うけど、薄情な奴らだな。 今のやり取りで恐怖感が幾らかは払拭されたようでクラスメイト達は楽しそうに談笑しながら順番を待っている。 「俺等の番はまだ先だなー」 「あ、ああ………そうだな」 隣の華鈴に話しかけると、やっぱり変な返事。 よくよく、見てみると顔が若干青くなっている気がする。 その瞬間ピンとくる。