それは森の奥からで、一組目のペアの悲鳴だということに気付かない奴はここにはいない。
「あっ! 言い忘れてたわ」
今、思い出したと言わんばかりに手を叩く輝。
「隼人と先生に脅かす役頼んどいたから」
にかっとめっちゃいい笑顔で言い切った輝に殺意を持ったのは、きっと俺だけじゃ無いだろう。
———案の定、
「それ、最初に言うべきことだろーがっ!!」
隣にいた華鈴が何時の間にか輝に殴りかかっていた。
周りも囃し立てる中、腕を掴んで引き剥がす。
「やめとけよ、それぐらいで」
「まだ、息の根止めてねぇ!」
「いや、殺すなよι」


