boyshな女の子





静かなのもそのはず。


華鈴は何故かそこにいなかった。




パッと辺りを見渡すと、ソロソロと旅館に帰ろうとしている華鈴の姿が。




俺はダッシュで華鈴を追いかけると首根っこ掴んで引きずる。




「急にどうしたんだよ?」




問い掛けるといつもの華鈴とは別人のようにおどおどしている。




「えっと……虫除けスプレー取ってこようと思ったんだよ!」


「スプレーならここにあるけど?」




そう言ってポケットから取り出す。




「じゃなくて……ちょっと、トイレに…」


「そこにあるじゃねーか」




あわあわしてる華鈴に疑問が増す。