《水城side》
「なんでこの世の終わりみたいな顔してんだよ」
「……そんな顔してたか?」
それは水城の気のせいだ、と言って華鈴は静かになった。
「皆組んだか?」
組んだから早く何やんのか言えよ!と誰かが突っ込んだ時、輝が何かを取り出した。
輝の前にドンっと置かれたのは、大量のぶっとい蝋燭。
みんなの目が点になった。
「今より肝試し大会を行いまーす!」
大声で宣言した輝に一気に視線が集まる。
「ルールは簡単! このすぐ近くにある森の一本道の先に景品があるんだけど、それをとってくればオッケー!」
何だ、簡単じゃねーか!
楽しそう~!!など叫び声が響く中やけに静かな隣が気になって顔をそちらに向ける。


