「用意なんて5分で十分だろ」 俺は床に再び寝そべる。 何でこんな時間に外に行かなきゃ行けねぇんだよ。 それにさっきから感じる嫌な気持ちが消えない。 なんか、このままだと後悔する気がするっていうか、まあ……そんな感じ。 落ち着かなくてテレビを付ける。 そニュースを探して別の局番に変えたその瞬間目が丸くなる。 画面いっぱいに映し出されていたのは、水城の満面の笑み。 それはもう、全く似合わない。 (なんで、水城がテレビに……?)