《華鈴side》




「なんだかんだ言って結構楽しめた気がする」




部屋に戻ると地べたに寝そべってポツリと呟く。




「最終的に全員で遊んでたよね! 楽しかったー!!」




そう、凪のいうとおり、逆ナンしてた子達も一緒によく分からない遊びをしていた。


なんか、ボールを落としたら負けみたいなやつ。




最初はどっちがモテるか確認しようってだけだったはずなのに。


何故か途中からそんな遊びになってしまった。




「とりあえず、この後どうする?」




凪は時計を確認するとん~、と悩む仕草をとった。




「晩ご飯は6時だよね? まだあと1時間もあるや~」


「じゃあ、風呂でも行く?」


「賛成っ!」




そうと決まれば、即行動。


俺らは着替えを持って部屋を飛び出した。