「俺、今、華鈴に褒められた?」 「全く褒めてねぇよっ!」 なんとも勝手な自己解釈だな、おい。 「何か言ったか?」 「別に?」 フフンと笑いながら顔から視線を反らす……と、水城の体が目に入った。 「水城って華奢に見えていい筋肉してんな~」 「どこ見てんだよ!?」 「え? 腹筋?」 「知ってるけども!」 分かってんだったら、何で聞いたんだか………。