「では、2日の朝9時に東京駅集合で!分からないことがあったら、俺にメールして。……じゃぁ、解散!!」




するとみんな一斉に席から立ち上がって話し出した。


話すことはみんな同じで、体育祭の景品による温泉旅行のことについてだった。


何持ってくー?とか、一緒に駅まで行こうぜ、とか。




「華鈴、一緒に行こ?」


「ああ」




例外なく俺らも同じだったけど。




「お!俺らもいれてくれ」




そう言って来たのは、隼人と輝だった。




「そういやお前らとは方角同じだしな。…いいよな凪?」


「私は全然平気!」




話がまとまった時、「じゃぁ、俺もいれて」と声がかかった。




振り向くと水城が笑って立っていた。