まっすぐにそのまま保健室を出て行こうとする水城。 俺はその姿を見て思わず呼び止めてしまった。 「待てよっ!」 水城はその場で立ち止まって振り返り「何?」と問いかけた。 俺は頭痛を無視して勢い良くベッドから飛び降りた。 若干立ちくらみもしたが、それも気が付かないふりをして駆け寄る。 何だよ。 それは。 私を。 混乱させたくせに。 あんなに。 真剣な目で。 忘れられないような切なさを。 にじませてたくせに。