その時カシャーン…と静かな部屋に似つかわしく無い物音が響いた。 その音の正体は 「携帯……?」 見たことのあるメタリックシルバーの携帯だった。 そしてそれは、持ち主である水城を起こしてしまうほど大きな音を立てて床に落ちていた。 水城がピクリと反応する。 今にも起きてしまいそうだ。 (なんてことすんだよ! 携帯のくせして!!) 若干切れつつ携帯を見るが、黙りを決め込んでいる。 まるで、俺のせいなんかじゃねぇとしらばっくれる子供のようでもある。