「先生、何秒でしたか?」 息を整えながら尋ねる。 「ろ…6秒65……」 「よっしゃ!!ありがとうございました!」 去年より少し落ちてしまっているが、男の中でも速い方のはずだ。 皆のところに戻るとあっという間に囲まれてしまった。 「「「華鈴超速かったし、カッコ良かった!!」」」 「ありがと!!」 足の事で褒められるのは正直嬉しい。 自慢の足だからな! ってあれ? 皆して顔が赤い。 (何故??)