俺が運んでいる間も華鈴が目を覚ますことは無かった。
朝、顔色が悪いな…とは思ったが倒れるまでとは思っていなかった。
(たぶん………俺が原因だよな……)
赤澤には聞こえないように小さく溜息を吐く。
と、赤澤が突然話し出した。
「華鈴………ここ最近、ずっと顔色悪くて……たぶん寝れてなかったんだと思う」
その声は小さく掠れてて、今にも泣き出しそうな感じがした。
俺が振り向くと小さな体が俯きながらも、小走り状態で必死に後を着いてきていた。
俺はその姿を見て歩くスピードを緩める。
赤澤が辛くないペースで、でも遅くない速さに。
「華鈴が倒れたのは私のせいだ……」
そこまで言われて俺は1人焦る。
「なんで、そう思うんだ?」
自分がやらかした自覚があるだけに余計焦った。


