《水城side》
「華鈴っ!?」
体育館の方から聞こえてきたその悲鳴のような叫び声に、俺の意識は持っていかれた。
大丈夫!? ちょっと誰か先生呼んで!!
そんな声が聞こえてくるたびに俺の意識はそっちに持って行かれ………ついに耐えきれず立ち上がった。
体育館の中に入ると一角で女子が固まって騒いでいる。
「……一体何があったの?」
近くにいた女子に尋ねると俺の顔を見て驚いた。
そりゃそうだ。
俺がこんな所にいるはずねぇからな。
「騒ぎが聞こえたから。何があったわけ?」
そこでようやく周りの女子が俺の存在に気が付いた。


