「『何が』って…そりゃぁ、超大人しくて可愛いお前を抱き締めてられたから?」 「ぎゃぁぁーーーーーーーーっ!皆まで言わなくていいッ!!」 水城の口を無理矢理押さえようとするが、さっきので立証済み、ようするに力で負けてしまった。 ……認めるのは屈辱だが……。 「てか、俺なんか抱き締めても何も楽しくないだろうが!お前なら他の女選り取り見取りだろ!?」 苦し紛れの言葉だったが水城のツボにハマったらしい。 そこまで言うと水城は突然吹き出した。