俺が問い掛けると水城はゆっくりと起き上がって俺のことを見た。




身がすくむようなオーラを身に纏ったその姿を見て、俺は慌てて付け足す。




「確かに、今回お前が怪我したのは明らかに俺が無茶したせいだけど………こんな事が起きなければ迷惑をかけることは無かったわけだし……………」


「要するに何が言いたいわけ?」




俺のしどろもどろな説明に痺れを切らしたのか、普段より1段階低い声で俺に問う。




えぇーい!

もうヤケクソだ!!




「だ、だから、………お前がそんなに俺のことを心配する義務は無いってこと!」




言い切った後恐る恐る水城の様子を窺うが、全く反応が無い。