「………俺1つだけ言いたいことがあるんだけど」 ちょっとこっち来いと手招きする水城からは嫌な感じしかなかった。 「………ここからじゃダメなのか?」 「無理。あー、怪我した肩が痛いな~」 水城は大袈裟な動作で肩に手をやる。 ………鎮痛剤を30分ぐらい前に打ってもらってたくせに。 本当は無視したいところだが、怪我をさせた自覚があるだけにそうもいかない。 仕方なくその指示に従って、腰掛けていた椅子から立ち上がりベッドに近付く。