「たく………しょうがねぇからもう一回言うけど、頼むから今度こそ覚えろよ?」
そう言う華鈴の口もとは笑っているが、目はまったく笑っていない。
華鈴、それは頼みというより脅しだ。
付け足すと、たぶんだが………覚えねぇと殺される。
「まるごと覚えなくていいから、アバウトな感じで、尋ねられたら大体こんな感じだったかな?程度で答えられればいいから。分からないことは無理して答えんな」
「えっ?全部覚えなくていいのか??」
尋ねる輝の声は驚きに満ちていた。
「ああ。細かいことを尋ねられたら『覚えていません』で切り通せ。設定に無いことを言うと、口裏合わせんのに無理が出るから」
「あぁ………そういうことか。分かった」
納得したところで再び華鈴が話し出す。
そしてみんなが理解したところでミッションは開始された。


