「て、凪はどこ行った!?」
さっきまで俺の腕にじゃれていた凪はいつの間にか姿を消していた。
部屋の中にはいない。
ドア付近に座っていたクラスメートに駆け寄って凪を見なかったか尋ねた。
「あ~…さっき外にフラフラ~って出て行ったよ」
やっぱ予想通りかよ!
俺はお礼を述べると急いで部屋から飛び出した。
姿が無いか視線を巡らせるが、人影はおろか、誰もいなかった。
(本格的にマズイ……!)
「いたか!?」
声が聞こえてきた方を見ると遠くの方に輝と隼人がいた。
俺の事を追いかけてきたのか?
今の状況で人数が増えてくれるのは、とにかくありがたい。
「いない!お前ら上の階探してこい、俺は下を探すから!!」
俺がそう叫ぶと分かったと叫んでから2人は消えた。
俺も階段に向かうためにその場から離れた。


