手でギュッと拳を握りしめた。 ただ嫉妬してるだけ? それとも‥‥ 「零、音ちゃん‥?」 「あ、えっと‥」 「‥‥あ、あのね! 手伝ってくれてありがとう!」 「あ、あぁ‥うん!」 春美ちゃんは照れくさく笑い、教室に入った。 私は小さくなる彼等を見つめてる。 周りからは賑わう笑い声 私だけ浮いてる気がした。 こんなに 暗いんだもん‥‥。