兄と私と弟と。









ねぇ誰か




誰か聞こえてる?





楓斗に会いたい。




目の前に迫る大きくそびえ立つ空港‥‥。




私には大きすぎる‥‥




操り人形みたいに父親について行かされた先に待っていたのは‥真と真の家族。




あ、れ‥‥




叔父さんがいない‥‥?




「零音、挨拶しなさい」




ほら‥‥私はあんたの‥あんたの‥‥‥‥‥




「こんにちわ」





父親と娘という関係を思い浮かべると口答えできない。