「おい楓斗!」




兄貴が俺を呼ぶ声がした



あぁ、だりぃな




ベットから起きあがると、寝癖も気にせずに部屋を出た。





階段を降りたさきには


去年よりも化粧が濃くなった母親と

眉間のしわが深くなった親父。






見たくなかったんですけど‥‥。





俺にベタベタと触る母親


うぜぇ