うるさいはずの 街の音は いつしか消えていて 赤になった信号にもきずかないまま 私は歩き出す。 クラクションの音がうるさいよ‥ 私、死ねたの? けれど背中に 温もりが感じられた 「アホっ‥!!何してんだよ‥お前は」 「‥‥っ!!!!」 なんで なんで 「どうして止めるの!?もう‥放っておいてよ‥」 ぶわっと溢れた涙 それを優しく拭ってくれたのは ‥‥楓斗だった。