兄と私と弟と。








なんか勝手に期待して


泣いて‥‥






ほんと馬鹿だよ









涙は拭っても拭っても


滝のように流れ落ちてしまう。





通り行く人は


私を変な目で見ているに違いない。





心臓に太い針を差したように


息が詰まって


辛い‥‥







ガクガクとした足は

立っているだけで精一杯





一歩づつ

歩いても


先が見えない。





なんて不安定なんだろう





やっとの思いでたどり着いた改札を抜けると、私の知らない町があった。




この駅‥どこなの‥







顔は伏せたままで居た




真っ赤に腫れた目





こんな私









大っ嫌い