「私も失礼しますわ。 それじゃ」 双葉南は小走りにハゲの後を追って食堂を出ていった。 「ケッ、ハゲオヤジが」 悪態をついた中年は勢いよく椅子から立ち上がり、煙草をくわえて火をつけながらやはり出口へ向かっていった。 残る威厳漂う口髭男と美人は顔を見合わせて盛大にため息をついた。