「双葉さんは激しく抵抗したでしょう。 相手が女性、しかもか弱い五家宝さんであるなら勝てるかもと思った筈です。 ……あなたは、そんな双葉に身体を引っ掛かれたのではないですか?」 「!!!!」 反射的に、五家宝は自分の腕に手を添えた。 失礼、と十和田は五家宝の腕を掴み、薄い長袖をめくった。 ――…包帯が巻かれている。 「これは事件とは関係ない! 関係あると証明できるんですか!」 「問題は『傷』ではありませんよ」 五家宝よりもずっと好戦的な笑みで彼方は対抗する。