「そんなバカな、五家宝くんがどうして!」
四井が俯く五家宝に駆け寄った。
犯人と名指しされた五家宝凛は、唇を噛みながら彼方を凝視する。
「一条氏の死亡推定時刻に合わせて僕たちとトランプに参加した。
もし八部がトランプを持ち出さなければ、湊に近づいて1時を過ぎるまで一緒にいるつもりだったでしょう?」
「証拠は!
証拠はどうしたんですか!」
好戦的な笑いを浮かべて、五家宝凛は食い付いた。
「自信満々ですね。
証拠はきちんと消したと思っているでしょう?」
「はあ?」
「ここで、犯人がプールに水を満たした謎に繋がります」


