九我刑事の事件ノート【殺意のホテル】




「椅子を戻し、犯人は一条氏の真下にある自室からあらかじめ垂らされた糸を引っ張るだけでいい。

手摺りに巻き付けたものの、どこにも結ばれていない糸は慎重に引っ張れば容易に回収できる。


そうやって、鍵は見事テーブルの上に安置された。」



彼方の推理に、一同は凍り付いた表情である人物の方に視線を集中させた。



その、ある人物とは




「犯人は、一条氏の部屋の真下の部屋をとった」